デュコラ便りJOURNAL

謳い文句に騙されるな!エステサロンオーナーが知っておくべき化粧品選びの本質

「合成界面活性剤不使用」
「無添加」
「美容成分100%」
など、化粧品業界ではこうした魅力的な言葉が日常的に使われています。

展示会、営業資料、SNS、ホームページ——

どこを見ても“良さそうな理由”が並んでいます。

しかし、サロン専売化粧品のメーカー側である私は、あえてエステサロンオーナーの皆さまにこうお伝えしたいのです。

メーカーの言うことを、そのまま信じないでください。

これは業界への批判ではありません。

サロンという「結果と信頼がすべて」の現場に立つ皆さまだからこそ、言葉ではなく中身を見極める目を持ってほしいという、切実な思いからです。

この記事がお客様への情報提供や化粧品選びの役に立てていただけたら幸いです。

化粧品に「強い謳い文句」が必要な理由

化粧品市場は、非常に競争が激しい世界です。

処方や価格帯が似通う中で、他社と差別化するために“分かりやすい言葉”が求められます。

その結果、

・ 一部の事実だけを切り取った表現
・誤解を招きやすいが法的には問題のない言い回し
・科学的背景を省いたキャッチコピー

が多用されるようになります。

重要なのは、謳い文句が嘘か本当かではなく、それだけで判断してしまうことの危うさです。

つまり、謳い文句だけで判断してしまうと本質を見誤る可能性があるということなのです。

化粧品で使われがちな謳い文句のよくある実態

サロン専売化粧品に限らず、化粧品で使われがちな謳い文句はたくさんあります。

ここでは使用されがちな謳い文句の実態をご説明します。

「無添加」

化粧品に対する安全性への意識が高まった結果、1990年代から「無添加化粧品」という言葉がよく見られるようになり、自然派の化粧品メーカーもとても増えました。

何を無添加としているのかはメーカーごとに異なっていて、その流れは現在も変わっていません。

結果として、「無添加=安心」という消費者心理を利用する都合の良い言葉になっていることが多いです。

「防腐剤不使用」

これは、先ほど触れた「無添加」という考え方とも深く関係しています。

この「防腐剤不使用」という表現は、特定の防腐剤のみを使用していない場合に使われることが多く、「防腐剤が入っていない」という意味ではありません。

実際には、化粧品として品質を保つための何らかの防腐・抗菌成分は必ず配合されています。

化粧品には、未開封の状態で3年以上、品質を安定して保てることが定められています。

そのため、防腐剤をまったく使わずにこの条件を満たすことは現実的にはほぼ不可能です。

近年防腐剤として避けられがちなパラベンですが、実は少量で高い防腐効果を発揮する、非常に効率の良い成分です。

そのため、配合量を最小限に抑えられるという利点があります。

一方で、パラベンを避けるために別の防腐・安定成分を使用することで結果的に防腐・安定成分の総量が多くなるというケースもあります。

「天然由来成分〇〇%」

「天然由来成分〇〇%」という表現も、実はとても曖昧な表現です。

例えば、海洋深層などの「水」を天然成分として計上することで、配合比率を高く見せることもできます。

また、植物エキスは抽出の過程で合成成分が使用されている場合でも、元となる原料が植物であれば「植物由来成分」として表現することが可能です。

さらに重要なのは、天然成分であることと、肌への刺激性は必ずしも一致しないという点です。

例えば、精油(エッセンシャルオイル)は天然成分ですが、種類や濃度によっては刺激が強く、トラブルの原因になることもあります。

このように、「天然=肌にやさしい」というイメージを与えるためのマーケティング上の表現として受け取ったほうがよいでしょう。

「皮膚科医監修」

一見信頼性が高そうですが、すべての製品が必ずしも良い製品とは限りません。

実際には処方設計には関与せず、名前貸しレベルの監修の可能性もあるからです。

監修内容の範囲が不明瞭な場合は、誰がどこまで関わったのかを確認するようにしましょう。

「美容成分100%」

「美容成分100%」という表現は、とても魅力的です。

ですが、“美容成分”の定義は法律で厳密に決まっているわけではありません。

・ 海洋深層などの水成分を美容成分として扱っている
・ 基剤をすべて美容目的と説明している
・ 保湿剤の機能もある防腐剤を使用し、「美容成分」として計上している

このようなケースも存在します。

あまりにも美容成分の濃度が高すぎるものは、メーカー独自の捉え方があると思ったほうが良いでしょう。

「合成界面活性剤不使用」

界面活性剤は、洗浄・乳化・安定化に欠かせない存在です。

油性のメイクや皮脂汚れを落とすためのクレンジングや洗顔、水分と油分が混ぜ合わせて作られる乳液やクリームなどには必ず配合されているはずです。

本来、原料が植物などの自然素材であっても製造過程で化学処理を行っている場合は、分類上は「合成界面活性剤」になりますが、「合成界面活性剤=肌に悪い」という考え方をアピールしている化粧品メーカーもあります。

そして、この点を混乱しているエステサロンオーナーもいらっしゃいます。

石油系の合成界面活性剤のみを避けたいのか、石油系・天然由来の合成界面活性剤に関わらず合成界面活性剤を避けたいのかを自分自身でもよくわかっておらず、「合成界面活性剤不使用」という言葉に安心感を抱いているケースもあるように思います。

石油系の界面活性剤が洗浄力が強いのは事実ですが、基本的に問題になるのは「合成か天然か」ではなく、
・ 肌への刺激性
・ 使用量
・洗い流しやすさ
・ 処方全体の設計思想
です。

合成であっても低刺激で安全に使えるものもあります。

いずれにしても、「合成は良くない」「防腐剤は良くない」など、過剰に特定の成分を悪く言いい、恐怖心を与えることで自社の製品の優位性を伝えているのであれば、そのメーカーはあまり信用できるメーカーとは言えないでしょう。

「合成」や「天然」という単語だけで判断しないことが、プロとしての第一歩です。

成分表を見ただけでは、分からないことのほうが多い

ここで強くお伝えしたいのが、
全成分表示だけでは判断できないことが非常に多いという事実です。

成分名を知っていればその化粧品を理解しているとは言えません。

だからこそ、次の3つの視点が欠かせません。

① メーカーから「実際に話を聞く」

信頼できるメーカーかどうかは、HPやパンフレットよりも対話の中で見えてきます。

・なぜこの処方なのか
・どのような肌状態を目指しているのか
・デメリットや注意点も説明できるか

こうした質問に対して、曖昧な答えしか返ってこない場合は要注意です。

本当に信頼できるメーカーは、都合の悪いことも含めて、誠実に説明するはずです。

 ② 自分の肌で、実際に試してみる

資料や理論がどれだけ立派でも、実際の使用感・結果は、使ってみなければ分かりません。

・使用感
・洗い流し後の肌感
・数日後の変化

などは実際に使ってみなければわかりません。

そしてここで大切なのは、数回使用しただけでは本質を見抜けないという点です。

「肌がしっとりした」
「肌がもっちりした」

といった体感は、美容成分がごくわずかしか配合されていない安価な製品でも実感できます。

なので、数日間サンプルを使用しただけではその化粧品の本質的な効果や、長期的な肌変化までは判断できません。

サンプル品と現品が同じものである保証もありません。

ある程度の期間継続して使用することで、本当の意味での肌変化を体感することができるのです。

例えば、サプリメントを2~3日飲んだだけで体質そのものが変わったと判断する人はほとんどいないでしょう。

2~3回運動をしただけで筋力や体型が変わったと実感する人もいないでしょう。

化粧品も同じで、一時的な体感と、肌そのものの変化は別物です。

サロンオーナー自身が体感していない化粧品を、自信を持ってお客様に勧めることはできないはずです。

謳い文句や一時的な体感だけで判断せず、必ず一定期間、継続して使用したうえで選びましょう。

 ③ 「サロンの利益になるか」という視点を持つ

そして、非常に重要でありながら、つい後回しにされがちな視点があります。

それが、サロンの利益になるかどうかです。

いくら良い商品でも、

・定価よりも安い価格でネットショップで売られている
・デパートなどでも販売されている
・お客様がメーカーの公式サイトから直接購入できてしまう

こうした状況では、サロンの価値や利益を守ることはできません。

サロン専売品とは、結果だけでなく、ビジネスとして成立する設計があってこそ意味があるのです。

サロンオーナーは「売る人」ではなく「選ぶ人」

サロンオーナーは、メーカーの代弁者ではありません。

数ある商品の中から、高品質な商品選び、お客様にご提供する立場です。

・なぜこの商品を選んだのか
・なぜこの価格なのか

それを説明できることが、信頼につながります。

まとめ:疑う力は、サロンの価値を高める

メーカーの言葉を疑うことは、メーカーを否定することではありません。

それは、本当に信頼できるメーカーとパートナーになるために必要な行為です。

良い悪いではなく、人それぞれ好みや相性があります。

・メーカーの姿勢や考え方に共感できるか、
・ビジネスパートナーとして良好な関係を築けるかどうか、

そういったところも見極めることが大切です。

言葉ではなく中身で選ぶ。
流行ではなく理論と結果で判断する。

そして、サロンの利益と未来を守る。

その視点が、サロンの価値を長く支えていく力になるのではないでしょうか。

流行を追わないサロン専売化粧品デュコラ

お化粧品業界にも流行があり、その時々で注目される美容成分があります。

化粧品メーカーは、注目されている成分を配合した新商品を出すことで簡単に「売れやすい製品」を作ることができます。

しかし、人間のお肌の構造は昔からずっと変わっていません。

ですから、正しいスキンケア方法は昔も今も変わっていないのです。

流行に流されず、本当に正しい情報かどうかをしっかりと見極めましょう。

流行や謳い文句に振り回されるのではなく、なぜこの処方なのか、なぜこの設計なのかを理解したうえで化粧品を選ぶこと。

それが、サロンオーナー自身の軸となり、お客様からの信頼につながっていきます。

エステ専用化粧品デュコラは、肌の基本構造に基づいた考え方や処方設計になっています。

だから、どんな肌質の方にもご提案しやすいサロン専売品です。

詳しくはこちら

成分表だけでは伝わらないこと、パンフレットには書ききれない開発の背景や考え方については、オンライン説明会にて詳しくお話ししています。

メーカーの言うことを鵜呑みにするのではなく、直接聞いて、理解し、納得したうえで判断していただきたい。

そのための場として、ぜひお気軽にオンライン説明会にご参加ください。

説明会の詳細はこちら