[紫外線対策]予防美容で究極のエイジングケアを提案しましょう

春になり季節商品としてたくさんの日焼け止め製品が店頭に並び始めました。
しかし、紫外線は1年中降り注いでいます。
日頃どのような紫外線対策を行っているかによって10年後、20年後のお肌が変わると言っても過言ではありません。
よりキレイなお肌でいられるようお客様にも正しい知識をお伝えしていきましょう。
この記事では、プロとしてどのように「予防美容の大切さをお伝えするか」をテーマに記載しています。
施術や物販のご提案の参考になれば幸いです。
目次
エイジングケアにとって日焼け止めの選び方が重要な理由
「色が白いは七難隠す」ということわざがあるくらい、日本では昔から色が白いことが美しさのひとつとして考えられてきました。
「美白」というキーワードに魅力を感じる人は多いのではないでしょうか。
近年は韓国アイドルの人気上昇によって、より白い肌に憧れる人が増えているのかもしれません。
実際、透明感のある肌は美しく感じますよね。
紫外線の影響によるシミやたるみ、皮膚がんのリスクやなどが広く知られるようになってから、1年中日焼け止めを塗っているという方はとても増えているようです。
しかし、その反面安易に日焼け止めを選んでいる方もとても多いと感じます。
その理由は「日焼け止めは紫外線カットができれば良い」と思っているからではないでしょうか。
若いときは紫外線を浴びても回復する力があるので、多少ズボラな紫外線対策でも大きなトラブルは起こりにくいです。
安価な日焼け止めでも一見問題ないように感じるかもしれません。
しかし、年齢を重ねることでお肌の機能が低下して回復力が弱くなります。
紫外線ダメージを受けやすくなるため、より丁寧な紫外線対策を継続することが重要になります。
ですから日焼け止め製品の選び方が重要なのです。
正しい日焼け止めの選び方
日頃、お客様に正しい日焼け止めの選び方をお伝えできていますでしょうか。
何かしらの日焼け止めを使用している方は多いですが、選び方が間違っている方がとても多いと思いませんか?
紫外線を防ぐ効果の程度を表す指標であるSPFやPA。
「数値が高いほうが紫外線カットの効果が高い」と思っている人も多いのではないでしょうか。
SPFやPAは紫外線をカットする時間の長さの指標です。
日常生活で推奨されているのはSPF20前後の製品であるにもかかわらず、実際に販売されている日焼け止め製品をみると、SPF50製品がほとんどです。
理由は簡単。
そのほうが「効果が高そう」と思われて売れる、と化粧品メーカーは知っているからです。
日焼け止めに使用される成分は、肌に悪影響があるものもあります。
「自分の肌に合うものが少ない」という敏感肌の方もいらっしゃるでしょう。
紫外線カットの効果が高いほどお肌への負担も大きくなる傾向にあるため、日常的に使用する日焼け止めはそこまで高いSPFは必要ありません。
つまり、お肌の負担を考えるとあえてSPFやPAが低いものを選んだ方が良いのです。
肌の老化原因には「酸化」と「糖化」がありますが、紫外線はどちらにも大きな影響を与えます。
より注意が必要なのは、「日に焼けた」という実感が少ない日常生活での紫外線だと言われています。
通勤や買い物、洗濯物を干すときなどに浴びる紫外線でも気がつかないうちに紫外線の影響は蓄積しています。
毎日使うものこそ、できるだけ肌に負担の少ないものを選ぶ必要性をお伝えしましょう。
紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の違い
お客様に商品をご提案するプロであるからには、紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の違いは必ず押さえておきましょう。
紫外線吸収剤は紫外線を吸収して熱や赤外線などのエネルギーに変えて放出することで紫外線が皮膚に届かないようにします。
UV防御効果は高く使用感が良いものの、肌の上で起きる化学反応が肌へダメージを与える可能性があります。
紫外線散乱剤は、紫外線を乱反射させて紫外線を防ぐ成分です。
肌への刺激が少ない反面、白浮きや肌のきしみなど、使用感が劣るというデメリットがあります。
伸びがよくテクスチャを保ったままSPFが高い製品が作りやすいため、市販の日焼け止めの多くに使用されているのは紫外線吸収剤であることが多いです。
紫外線吸収剤のすべてが悪いわけではありませんが、紫外線吸収剤には日光により徐々に効果が落ちていくという特性があります。
酸化チタンや酸化亜鉛などの紫外線散乱剤は日光による効果減退が起こらないため、こまめに塗り直しができないお顔には紫外線散乱剤を使用した日焼け止めがおすすめです。
※デュコラのUVクリームは紫外線散乱剤のみを使用しています。
化粧下地を塗っていれば日焼け止めは不要?
お客様の中には「紫外線カットの効果がある化粧下地を塗っているから日焼け止めは必要ない」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。
このような方には以下のことを教えてあげてください。
『化粧下地は伸びがよく、厚く塗るものではないため、表記どおりの紫外線カット効果を得るために必要な量を使用するのは難しいので、日焼け止めと下地を併用するのが好ましい。』
表記通りの紫外線カット効果を得るためには、1cm2当たり2mgが必要です。
全顔に換算すると使用量は約0.8gになりますが、これはパール大2個分に相当します。
もしも下地をその量塗ったとすると、量が多すぎてかなり厚塗り感が出てしまいます。
ですから、UVはスキンケア製品、下地はメイクアイテムと捉えるのが正解です。
※サロン専売化粧品デュコラのUVクリームは化粧下地機能も兼ねているので1本でOKです。
ただ、色味はついていないため色の補正効果はないので、必要に応じてコントロールカラーのある下地を使用してください。
そもそも日焼けをしないことが大事
ここまで日焼け止め製品の選び方をお伝えしてきましたが、その理由は「予防」が重要だからです。
美容雑誌に掲載されていた美容家のコラムにとても良いことが書いてあったのでご紹介します。
(美的4月号 p74より一部引用)
シミができてしまってからレーザーで取るよりも、そもそもシミができない肌を育むほうがよっぽどコスパがよいし、キレイでいられる。
お肌に関しては一発逆転、大どんでん返しみたいなことはありません。
チリツモのお手入れが結局は美肌への近道なんです。」
これは本当にそのとおりで、できてしまったシミを完全に無くすのは容易ではありませんしコストもかかりますよね。
また、顔に目立つシミがあると一気に老けて見えてしまうのも事実です。
ですから、シミができにくい肌を育むことがとても大切です。
言われてみればとても当たり前のことではありますが、日々このようなことを意識している方は意外と少ないのではないでしょうか。
シミには◯◯成分、しわには◯◯成分などのたくさんの情報で溢れていますが、一度、美容の原点に立ち戻り「トラブルが起きにくい肌を育むにはどうすればよいのか」という視点でお客様に正しいスキンケア方法をお伝えしていきましょう。
結局、高品質な日焼け止めを使ってお肌のダメージを軽減したほうがコスパが良いと言えるのではないでしょうか。
本当に肌に優しい日焼け止めとは?
最近は日焼け止めに美容成分が配合されている製品も増えています。
「スキンケア発想の日焼け止め」といった謳い文句もよく見かけますよね。
しかし、スキンケア成分(美容成分)が入っている=お肌に良いと思ってよいのでしょうか。
実際はごくわずかでも美容成分が配合されていれば「〇〇成分配合」とパッケージに記載ができます。
「美容液成分◯◯%配合」と記載して、美容成分が豊富に含まれている製品であるかのように思わせている製品もたくさんあります。
※美容成分と美容液成分との違いについては以下の記事も参考にしてください。
エステサロンオーナーなら知っておくべき!美容成分と美容液成分の違いとは?
https://dewcola-cosme.jp/dewcola-advisor/post-4975
このようにパッケージや謳い文句、CMなどで「良さそう!」と感じて手にとってもらうのが市販の製品の販売方法です。
「スキンケア成分(美容成分)が入っている≠お肌に良い」ではないことをしっかりお伝えしましょう。
市販の日焼け止めと比較すると、サロン専売品の日焼け止めは値段は高いと感じるお客様は多いかもしれません。
しかし、高いものには高いなりの理由があることをお伝えしましょう。
エステ専用化粧品デュコラのUVクリームは
・日焼け止め
・美容クリーム
・化粧下地
3つの機能があります。
日焼け止めは適切な量をしっかり塗ることで効果を発揮しますので、塗りやすさや使い心地の良さはとても重要です。
紫外線散乱剤を使用した日焼け止めは、白浮きや肌のきしみ、特有の臭いが気になり使い心地があまりよくないものもありますが、デュコラUVクリームはUVクリームとは思えない使い心地です。
また、美容成分がたっぷり配合されていて保湿力が高いため、お化粧が崩れにくい、乾燥くずれがないというお声もたくさんいただいています。
エステ専用化粧品デュコラに興味のある方はぜひ一度説明会に参加してみませんか?
製品のことはもちろん、一般的なお化粧品との違いやサロン専売化粧品ならではの販売方法など、今後の物販に役立つお話もしています。